アトピーの原因は遺伝や体質なの?

アトピーは免疫関連の疾患であり、遺伝や生まれ持った体質が原因の疾患として広く認知されています。これは確かに正しいのですが、かといってこの遺伝や体質によって絶対に問題が顕在化してしまう疾患というわけでもありませんので、諦めたり絶望したりする必要はありません。

 

アトピー性皮膚炎は遺伝的な要因により、炎症を発生させる機構が亢進してしまい本来ならば必要がないにもかかわらず皮膚上で炎症が繰り返される疾患です。

 

その根本的要因は前述の通り遺伝なのですが、必ずしも遺伝や体質的な要因を持つひとは全員がアトピー性皮膚炎を発症するというわけではなく、これにプラスして皮膚炎発症のリスクが重なるとアトピー性皮膚炎がはじめて顕在化すると言われています。

 

そのリスク因子とは、日常での食事(特に脂質過剰)、皮膚の清潔度や刺激、常在菌の偏りなどが確実な因子として知られています。これらをコントロールすることでアトピー性皮膚炎は発症を予防したり、既に発症してしまったものを完治させたりすることも可能と言えます。特に食事と皮膚の衛生は心がけ次第で改善しやすく、アトピー性皮膚炎への関与も深いものですので、これらの改善は必須と言えるでしょう。

 

まとめますと、アトピーの原因は遺伝や体質なの?への答えはYesですが、アトピーの発症が遺伝や体質のみにより決定されているか?と問われれば答えはNoです。アトピーの遺伝的要因を持っていても、心がけ一つでアトピーの問題を発症させることなく一生過ごせるかもしれないのです。