大人と子どものアトピーは何が違う?

子供の頃に発症したアトピーというのは適切な治療によりその多くを完治させることが可能ですが、大人になってから発症するアトピーは何かと治療の効果が鈍く、一生付き合っていくことになるひとも少なくないようです。大人のアトピーと子供のアトピーは原因とそのメカニズムの根本から違うことが多く、それが治りやすさの違いに結びついています。

 

アトピーは遺伝や体質に起因した疾患ではありますが、それらのみで問題が顕在化するわけではありません。それに加えて環境的な問題が重なることによりアトピー性皮膚炎が顕在化してしまうのです。この環境的な問題というのが大人のアトピーと子供のアトピーで大きく違うと考えられています。

 

子供のアトピーの多くは食事による原因が大きく、食事内容を変更することでアトピーの状態が大きく変動したりします。しかるべき治療を受けながら食事内容を本人にとって適切なものにすることで、アトピーを完治させることも難しくありません。

 

ところが大人のアトピーはダニやノミ、ホコリ、ハウスダストと言った外的要因によるものが多く、これらは多かれ少なかれどんな環境にも存在しているものですので、無菌室に住むでもしない限り根本的な対策は取りづらいのです。

 

したがって大人のアトピー治療はどうしても対症療法が中心になりがちで、治らないというイメージが強く持たれます。しかしながら大人のアトピーが完治したと言う人も少なからずおりますので、根気強く治療を続けることが重要です。